|
||||||
▽TOPページ | ▽循環脱気装置 ▽インライン脱気装置 |
▽超音波洗浄と脱気のススメ | ▽性能実験 | ▽お問い合わせ | ||
|
- 脱気装置を使用した場合としない場合の違い - |
|||||||||||||
洗浄液の脱気が唱われていますが、 実際にどれだけの違いがあるのでしょうか? このページでは、脱気の効果について詳しく説明致します。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
- 脱気とは - | |||||||||||||
|
|||||||||||||
水中の中には、通常様々な大きさの気泡が含まれています。超音波洗浄は、水中のある一定の大きさの気泡(共振気泡)を超音波によって共振させ、その圧壊現象によって発生したキャビテーションエネルギーで、汚れを落とす洗浄方法なのですが、共振気泡以外の大きな気泡は、圧壊現象を吸収したり、妨げたりしてしまいます。 そこで、共振気泡以外の気泡を取り除いてやろうというのが、超音波洗浄でいう脱気という事なのです。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
- 脱気の効果 - | |||||||||||||
|
|||||||||||||
脱気することによって、洗浄力が3~5倍となるといわれますが、正確には超音波の強度が3~5倍にアップするということです。超音波の強度と洗浄力は比例しておりますので、一般的に「脱気すると洗浄力が3~5倍になる」といわれるのです。 上記の「脱気とは」で述べたように、共振気泡以外を取り除いたので、超音波洗浄本来の洗浄力が発揮できるわけですが、脱気の効果はそれでけではありません。 洗浄槽内の洗浄液の気泡を一定にすることにより、超音波が均一に伝える事ができるため、槽内の音圧のバラツキが少なくなり、均一の洗浄効果が発揮されます。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
- 超音波洗浄槽の波立ち現象 - | |||||||||||||
|
|||||||||||||
超音波洗浄機が最高の力を引き出しているかは、目視でわかります。水面がスプラッシュ(水が跳ねている)するほど波立ちが起こり、上から覗くと振動子が見えなくなるほどです。このような状況であれば、超音波洗浄機は最大限の力を発揮しています。 大きな気泡は圧壊現象を起さず、衝撃波を吸収してしまい洗浄力を弱めるのです。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
- 音圧の均一化 - | |||||||||||||
|
|||||||||||||
音圧アップのさることながら、脱気によって大きく違ってくるのは、その均一性です。超音波の伝達がスムーズに行われることによって、槽内各部の音圧にバラツキが少なくなり、均一洗浄が可能となります。この状態は超音波振動子の照射面から外れていても同様で、槽内が全体的に均一・強音圧になります。 | |||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
- 正しい脱気方法 - | |||||||||||||
|
|||||||||||||
上記のように超音波洗浄に必要不可欠な脱気装置ですが。正しい脱気をしないと反対に洗浄力が下がってしまいます。先に記載したように超音波洗浄は、共振気泡を圧壊させ、キャビテーションエネルギーで洗浄するものなので、気泡すべてを取り除いてしまうと、キャビテーションが発生出来なくなり、洗浄できなくなるのです。 そこで、必要な気泡だけを残した脱気をする必要が求められるのですが、オタリ独自の循環脱気が最も良い脱気方法と考えられます。水を循環させることにより、溶存酸素量を安定させることができますので、超音波洗浄に適した気泡をキープさせることができるのです。 |
|||||||||||||
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
脱気は超音波洗浄をするにあたって、重要な要素となります。 脱気によって洗浄力の違いが目に見えて現れますので、 是非とも導入をご検討下さい。 |
ホームへ
※このHPは、メーカー(オタリ株式会社)の許可を得て作成されています。